駅員さんに「動かせ」と怒鳴っていた時代

2026年6月27日  2026年6月27日 

台風が近づいているとのことで、関西でも大雨の影響により南海電車が運転を見合わせるなど、実害が出ています。

南海電鉄高野線 なんば~堺東など運転見合わせ 大雨で線路冠水

そんな台風報道を見ていて、近年特に感じるのは、昔との「温度差」です。

20年から30年ほど前であれば、多少の災害でも出勤や通学をするのが当たり前でした。そのため電車が止まると、駅構内では駅員に対して「早く動かせ」と詰め寄る光景も珍しくなく、本当に日常茶飯事だったように思います。

ですが最近では、駅員さんとのやり取りは概ねこんな感じです。

客「いつ……動きますかね?」
駅員「本当に分からないんです。申し訳ありません。運転できるようになりましたらご案内します。」

すると、その会話を聞いている周囲の人たちも「まあ、そうだよねぇ」という空気になり、それ以上駅員さんに詰め寄る人はほとんど見かけません。

この意識の変化には、やはり東日本大震災が一つの大きな転換点としてあり、その後のコロナ禍と合わせた「2つのブラック・スワン(予測不能な危機)」が社会に与えた影響は大きかったのではないかと思っています。

今では会社側から「今日は台風だから無理をして来なくていい」と言われることも珍しくありません。

もちろん課題はまだまだありますが、こうした変化を見ると、世の中は少しずつ良い方向へ進んでいるのだなと感じます。

背負子むは、今日もちゃんと動いています。 でも、外は大雨です。


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