20歳若く見えるために私が実践している100の習慣

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最近、テレビでもよく見る南雲吉則さんの著書を拝見しました。

乳腺専門医で、ナグモクリニック総院長でもある南雲先生の昔の写真に随分驚いたものです。

さて、この本では100の習慣が紹介されていますが、さすがに全部を実践するのは無理レベルなのですが、幾つか私のような独身男性向けで、生活の中に取り入れられる項目があったので、自身の経験や調べた事を踏まえて紹介してみようと思います。

なかでも、朝食における習慣は、女性にも非常に有効だとボクは考えます。


朝食にパンと牛乳(コーヒー)はNG

パンは体内水分を減らし、体温を下げてしまう

オフィスに行く途中でコンビニに寄って、パンと牛乳(コーヒー飲料)を買い、朝のメールチェックなどをしながら腹に入れる・・・というのは、自身も実はやっていたのですが、これがメタボに近づく悪習慣の一つなのだそうです。

まずパンに関しては、コンビニなどで売られている安価な菓子パンの多くは、良質なバターではなく、マーガリンやショートニングと呼ばれる油脂を使用しており、これらの油には、トランス脂肪酸という悪質な脂肪が含まれているそうです。

トランス脂肪酸に関しては、ググればわかりますが、細胞膜や細胞の動きを狂わせたり、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすという、非常に最悪な働きをしてくれます。その弊害については、皆さんで調べてみてください。

トランス脂肪酸でgoogle検索した結果

じゃあ菓子パンじゃなければいいんや!となるところですが、ちょっと待って下さい。実は、パンに含まれるイースト菌が問題なのです。このイースト菌はビタミンB群をエサにします。つまり、パンを摂取することで、体内のビタミンB群が不足してしまうのです。

他にも、サンドイッチや菓子パンのフィリング(具材)や、その味付けのためのマヨネーズなどにより、余計な油や糖分を摂取してしまう場合もあります。

更に、パン自身は、非常に「乾いた食品」であるので、摂取と消化に大量の水分を必要とするので、体内における負担が大きくなってしまいます。また、小麦粉がベースであることもあって、体内の熱を奪ってしまうのだとか。

本来、朝食というものは、起床する=体にエンジンをかけてから、そこに燃料を補給して、体の体温をジョジョに上げていく・・・といかねばならないのに、あろうことか体温を奪い、あまつさえ、体に負担をかけてしまうわけです。

他の書籍などでも記載されていますが、南雲先生の著作においても、この「体の体温を高める、高く保つ」という事がかなり重要視されています。パンはそれを大きく阻害してしまうのです。

牛乳やコーヒーは、日本人に向いている食品ではない

一方、牛乳に関してですが、近年では、「人間、特に日本人には向いていない飲み物」という定義もされています。本来、牛乳とは、仔牛に飲ませるものですから、ウシには有効な栄養素が含まれているものの、人間にとっては消化や代謝がやりにくいものも多く、実際にアレルギーを発動する人も多数居ます。

更に問題なのが日本人との相性で、欧米人のようにウシの乳成分を消化するための体内酵素を持つ人が圧倒的に少数であるので、消化不良や栄養成分の吸収阻害を引き起こす人も多いのです。

よく、牛乳等の入った飲み物を飲んで腹を下すという人が居ますが、それは牛乳による消化不良や栄養成分の吸収阻害の典型例です。そして、牛乳には脂肪分も多いので、肥満を促進させる可能性も多分にあります。

加工食品取るべからず

加工食品の摂取をなるべく控えるということは、南雲先生の主張の中で、一貫して訴えられている事象の一つです。

牛乳、パン、ソーセージ、ハム、サプリメント・・・。これらは加工食品です。日本人は加工食品や動物性脂肪の多い食生活とは無縁であったので、この手の食品の吸収や分解能力が低い人が多いと言われています。

逆に、日本人は穀類や根菜や海草に多い食物繊維の処理に関しては秀でています。日本人が胴長とは良く言われますが、これは日本食に多い穀類などの食物繊維を消化するために長い腸が必要だからであり、ある種、理にかなっています。どの人種も、昔から食べ慣れているものに合わせて内蔵や体型が作られているのです。

じゃあ、足りない栄養素はサプリメントで補えばエエんや!という風になりがちなのですが、南雲先生は、サプリメントも加工食品の一種であり、栄養補給の為に加工食品を得ることは本末転倒だ、としています。


では、朝食はどうしたら良いのでしょうか?

流石に南雲先生の100の習慣を全て取り入れるのは無理なのですが、幾つかを自己流にアレンジすると、案外スンナリ取り入れられそうなものが結構あるのです。


お腹がすいた時に食べる=お腹が空いていないなら朝食は取らなくても良い

「空腹」が人を健康にする

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南雲先生のもう一つの著書である「「空腹」が人を健康にする」に於いても述べられていますが、簡潔に記載内容を書くならば、無理に三食取る必要はないという事です。

人間の体が何を食べたら良いのかという、自分の声を聴くため・・・というのもありますが、本来、日本人は体内に栄養を溜め込みやすい性質であるので、本当にお腹が空くまでは食事をしなくても良い、と言う感じの記載をしています。

朝起きて、朝食を取らなければいけない、みたいな事もよく言われてはいますが、別に無理して取る必要はなくて、後述しますが、ジュースなどの飲料類のみの摂取でも全く問題はないそうです。

10~20代の時は痩せていたのに、20代後半~30代にかけて太りだしたという人に多いのが、キッチリ三食を摂っている人に多いのだとか。これは単純に、体内の処理能力が低下しているにもかかわらず、過剰に栄養分を摂取しているために、肝臓で保存できない栄養が脂肪として蓄えられている、というだけなんだそうです。


朝食に果物や発酵食品を取りなさい

牛乳は消化において体内で負担をかけ、コーヒーに多く含まれるカフェインは体温を大きく下げます。そして、コーヒー飲料に含まれがちな加工された糖類や乳脂肪は、体内において悪い油として蓄積されます。

では、朝食に何を取ったら良いのでしょうか?

我々の多くは、「割とギリギリまで布団で寝てるとても忙しい」ので、あまり朝食に時間を避けられないからこそ、通勤途中にパンとコーヒーな生活になってしまっていますから、可能ならば、安価で手間のかからない朝食が良いに決まっています。

その中で、南雲先生の習慣で導入可能なのが、発酵食品の摂取です。

糖漬けやタクアン、代表的なものとして納豆や豆腐を食べる訳です。乳酸菌の他に、体内酵素を増やす事で、腸内環境を朝から整えられるというメリットもあります。いわゆる、魚など丸ごと食べる食品を加えた、昔ながらの日本食こそが、体にとてもいいわけです。

発酵食品以外では、果物の摂取が挙げられます。出来れば、旬のフルーツ、冬ならみかんなどがそうですが、こちらは中々面倒&難しいので、簡単な方法として、バナナを食べる事が挙げられます。朝バナナは体に良いのです。

発酵食品と果物の摂取ができない場合は、飲料化した物を摂取するという方法もあります。発酵食品の代替食品としては豆乳、果物の代替食品であればフルーツジュース等が挙げられます。これなら、忙しい時でも出来そうです。

ただ、ヨーグルトは乳製品であるので、女性としては食べやすいのですが、体内処理ができない(向いていない)人も多いので、あまりおすすめしないというのは、牛乳と同じ理由です。


まとめと感想

ご飯に味噌汁、お新香に魚=一汁一菜という、昔からの日本食が最強・・・という事になりましたが、夕食ならいざしらず、朝食にソレはさすがに厳しいです。

とは言え、一見バラバラに述べられてる100の習慣も、集約するならば「出来る限り加工食品を取るのは辞めた方が良い」という事に集約されています。

個人的には上でまとめたように、お腹が空いていないなら豆乳・野菜ジュース・バナナ等を摂取し、食べられる際はご飯に納豆などにする、と言う感じですね。

また、1日というスパンで考えるのではなく、2~3日で食生活スパンを考えるという事も、長く継続させるコツではないでしょうか。今朝は、前日に飲みがあったので控えめにするとか、そういう感じですね。

100も紹介されていますから、著者である南雲先生も、全てを行うのは無理と言っていますから、ボクのように、自分でできそうな習慣を見つけて、幾つかを自分の生活に取り入れるのがベストだと思います。

お医者さんというのもあるのですが、中々説得力がある上に、わかりやすい記載なのでスンナリ読めます。

個人的には、「あらゆる生物の心臓の回数はほぼ同じなのだから、無理をして鼓動を早めることはしないほうが良い」という記載を見て、聖闘士星矢の五老峰の老師を思い出してしまいました。

天秤座(ライブラ)の童虎(ドウコ)こと、五老峰の老師は、実はアテナからMISOPETHA-MENOS(ミソペサメノス)と呼ばれる仮死の法を受けていたのです。


な、なんだってー!!

この効果により心臓が1年で10万回(1日の平均的な心臓の鼓動)しか動かない状態になっており、その為にハーデス戦の時に若返ることが出来たという、車田トンデモ理論が、実は正しい事が証明された瞬間でもあります。


説明に納得するドコロか補足までしてくれるシオン&紫龍

時代が車田先生に追いついて来ました。

恐らく、南雲先生もアテナからMISOPETHA-MENOS(ミソペサメノス)と呼ばれる仮死の法を受けているのでしょう。納得です。


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