最近、twiiterや2ちゃんねるなどでよく目にするようになったこの「ぱちる」。一体何でしょうか?

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ぱちるとは?

ぱちるとは、主に以下の3つの意味を持っています。特にネット界隈で使われているのは、3の意味です

1.「窃盗する」「万引きする」「盗む」の別表現。
2.パチンコに行くこと。スロットに行くことも含まれるので、パチンコ店に行くという意味の短縮表現。
3.アーケードカードゲームにおいて、高コスト・主力カードがゲーム開始時などに、事故死すること(敵のトラップに引っ掛かること)。または自ら引っ掛かること。

※以下、人名・プレーヤー名(君主名)に関しては『』を使用している。 人名の前に付くものは、そのゲームにおける特殊称号であり、プレーヤー名の後に着くものは敬称である。三国志大戦においては、プレーヤー名は『**』君主と、君主をつける(アイマスなどのPみたいなもの)。その他に関しては敬称省略。なお、君主名は仕様上全て全角である為、数字などもこの全角で記載する。


ゲームなどにおけるぱちるとは?

ぱちるとは、(アーケードカードゲームなどにおいて、)高コスト・主力カードが、ゲーム開始時などに事故死すること(敵のトラップに引っ掛かること)。または自ら引っ掛かること。

本来の意味は、「高コスト低知力武将で思いっきり伏兵を踏んでしまうこと。または強引に踏みに行くこと。」です。

語源は名君『ぱちろ~3』君主が、2006年に開催された、三国志大戦の全国大会である、「三国志大戦 全国大会【覇業への道】~雄飛の刻~」2回戦の大軍師『荀銀STO』君主戦において、相手に伏兵がいるにもかかわらず、R呂布(騎兵・武9知4・勇猛)が、敵陣に先陣切って突っ込んで行き、UC程昱を踏んだ際に、実況の『ブンブン丸』が「ぱちった!」と表現した事に端を発します。以後は、『ぱちろ~3』君主を始め、頂上対決などで同じ現象が起きた際、ぱちると呼ばれるようになります。語源である『ぱちろ~3』君主の、全国大会におけるファンタスティックかつ異次元なプレーにより、一騎打ちでやらかした場合にもぱちるが使われる事があります(これに関しては三国志大戦2の大会で起きる)。

語源となるぱちろ~3君主の影響から、カタカナのパチではなく、ひらがなで「ぱち」と記載するのがこの場合は正しいでしょう。

元々は、『ぱちろ~3』君主のプレーに対して、あいの手のように用いられた言葉なのですが、言葉が普及し、セガの公式大会や公式ページなど於いて普通に表記・使用されている事や、他のカードゲームである、ガンダムカードビルダーやロードオブヴァーミリオン、最近だとカードファイト・ヴァンガードにおいても使用されている為、意味としては、「デッキの高コスト・主力カードが、ゲーム開始時などに、事故死すること」と定義するのが妥当と言えます。

本来は、そういった操作ミス・選択ミスだけを指していたのですが、『あえて強引に引っ掛かる』というトータル戦法的なことを指すこともあるので、必ずしもミスを意味する言葉とは限りません。特に高コストで脳筋(攻撃力は高いが、ダメージ耐性が低いカード)が多いデッキでは、敵のトラップを放置しておくと、中盤以降デッキの融通が効かなくなることもあり、カウンター覚悟で強引に脳筋部隊に伏兵を踏ませてしまおう、と割り切る判断も必要になります。無論、後半にそのハンデを覆せる自信が無ければ、その行動はやるべきではありません。

語源の元のなった試合に於いては、『ブンブン丸』がぱちったと表現してはいましたが、回復の舞デッキに於いて柵は試合の展開を巡るほど重要で、当時のUC程昱の計略は「反計」という、相手の計略を無効化(場合によっては跳ね返す)する計略であり、さらに「伏兵」という敵から身を隠す特技(トラップ)がありました。この状態を維持されたまま計略を発動されると、中盤以降の戦いに於いてかなり支障をきたすことになります(これをステルス反計と言う)。一方、『ぱちろ~3』君主側には、陥陣営(攻城力が上がり、柵などを一激で破壊する計略)を持つUC高順がいたので、敢えて伏兵を踏みに行った戦略と思われます。なので、この『ぱちろ~3』君主の事象だけではなく、現在は戦術・戦略として以下のように「ぱちる」が、三国志大戦大戦だけではなく、色々なカードゲームなどで戦略・戦術としてほぼ確立されていると言えましょう。

・リカバリーの効く序盤の内に、早めにトラップ処理を対価を支払って敢えて行う
・敢えて高コスト部隊でトラップ処理させることにより、相手の無理攻めを誘発してカウンターを狙う
・強引な攻めにはなにか裏があると思わせるというハッタリ・恣意的行動による場の掌握


ゲームにおける本当のぱちった!!

卒業覇者Shin君主 vs おかし♂♂♂君主
※当日の実況では1:50頃の特攻戦法仕様時に以下の実況が入った。

にしじまん「来ましたね!終了の合図が来ましたね!」
ブンブン丸「あざーす!」
にしじまん「ごちそうさまーす!」

落城の演出であるパリーンがこちらは2:01秒付近で、恐らくというか間違い無く、現時点(2011年6月27日)で、SEGA全国公式大会での最短動画。

実は同大会1回戦、『ぱちろ~3』君主の試合前で、こんな感じに、卒業覇者こと『Shin』君主 vs 『おかし♂♂♂』君主の試合で、このぱちるは起きているのです。ちなみに、『おかし♂♂♂』君主は、直前の優勝者予想で、まったく票が入らなかった上のこの短時間落城と相成りました。しかも公式全国大会+全国生放送で。カワイソス。そして全国大会ならでは悲劇は、以後の三国志大戦2などでも起きるるのです。まさにアリエナイ。

ぱちる番外編 ※伝説の一騎打ち「アリエナイ」

ブンブン丸「あーこのサテライトで衝撃の事が」
にしじまん「終了ですね」
ブンブン丸「終了です」

動画の尺自体は最速終了試合記録更新なのですが、試合終了の演舞がカットされています。落城の演出であるパリーンがこちらは2:05秒付近。

なお、「三国志大戦 全国大会【覇業への道】~雄飛の刻~」において、計略同時発動こと「オズマる」も起きています。

そしてイオシスとかで歌にもなった「地獄を見せる」など、のちの三国志大戦史上においてスラングと化した迷言や、当時16歳の大軍師降臨などはこの大会で生まれたのです。そういう意味でも、この大会は、三国志大戦史上において非常に重要な大会だと言えるのです。


大会に関して

大会当日の様子はストリーム配信がされ、さらにそれぞれの試合を切り取ったものが期間限定ながら個別配信されました。

この大会のDVDは発売されているのですが、単純にプレー動画に解説をつけたものとなっていて、随分と不評だったと言えます。その為か、次作のDVDにおいては一部の試合に実況がつき、それがON・OFF出来るようになったのですがやはり一部だけでは・・・と不評で、「ありあけの宴」以降は、会場の雰囲気を伝えるべく、全試合実況解説付きで収録され、最新の全国大会に於いては、「DVD3枚組にムックも付けて2,980円」と、割と採算度外視(eb!の担当者&にしじまん曰く)の、三国志大戦プレーヤーへの還元アイテムと化しています。

是非次回大会はニコ生などでやっていただきたいものです。あと、保存用にDVDもお願いします。


「窃盗する」「万引きする」「盗む」の別表現であるぱちる

類義語でヘクる、ペチる、ギるというのがあります。先の単語で、表現に於いて活用しない部分をカタカナ表記にしています。

例:
ヘクってこい ギれ ペチられた
※「盗」という感じが当て字される事が多い

これは1980年後半から1990年代前半、若年層ギャング(所謂チーマーというやつ)の検挙などで話題になり、『現代用語の基礎知識1992年版』にも掲載されています。『日本俗語大辞典』においては、同じく1992年の若者言葉として紹介されているようです。

語源は大阪弁とも言われていますが、どちらかというと上記のように、隠語的な使われ方をしていると言って良いでしょう。


その他のぱちる

パチンコに行くこと。スロットに行くことも含まれるので、パチンコ店に行くという意味の短縮表現としてのぱちるもあります。この場合は、「パチる」と、ぱちの部分がカタカタになります。


三国志大戦 全国大会『覇業への道~雄飛の刻~』 [DVD]

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